教養を身につけたいさくらいのブログ

教養を身につける旅へ

社会人4年目。転職、ベンチャー企業、教育、youtube配信、プログラミング初心者。漫画と映画が好き。コンサルタントの「フレームワーク」を人生に当てはめて向上させることができるのかを実験するブログです。

仮想通貨やネットテレビがすぐに浸透しないのはイノベーションの理論から説明できるんじゃないか

今、元スマップ3人の「72時間ホンネテレビ」が話題になっている。

放送されているのはネットTVの「AbemaTV」だ。

 

さらに仮想通貨はビットコインが1BTCが80万円を超え、注目を集めている。

 

しかし、世の中に受け入れられるかどうかは賛否両論であり、懐疑的な声も多い。

f:id:sakusaku57:20171104225140p:plain

 

「AbemaTV」については、黒字化できていないことから継続の難しさや好きな時間に好きなテレビを見れないという、ネットである強みを活かせていないのではという声がある。

 

「仮想通貨」については、そもそも日本が未だに現金主義だということや、電子マネーもなかなか浸透しないということが挙げられている。

さらに、投資や詐欺の印象が強いことも胡散臭さに繋がっているようだ。

 

しかし、それも当然であると言える。そもそもイノベーションとはすぐに受け入れられていない歴史があるのだ。

 

innovation - 3

イノベーション普及は時間がかかる?

まずは私たちの生活を変えた「インターネット」ですが、最初は「情報量が少なく、新聞の代わりをすることは難しい」と言われていた。

1960年くらいだと推測されます。携帯電話の普及など家庭でも気軽に使えるようになった結果、今では当たり前に利用されている。

 

別の例で言えば「地動説」つまり地球は太陽の周りを回っているという説は、長年にわたって浸透しなかった。

地球を中心だとする「天動説」が、16世紀までずっと信じられていたのだ。

ちなみにアリスタルコスが、紀元前三年に「太陽が中心にあり、地球は自転している」という説を唱えていたのだが受け入れられなかった。

つまり、そこから1800年の間、地動説は浸透しなかったのだ。

 

また、生物の誕生についても同様だ。チャールズダーウィンによって出版された「種の起源-1859年」は、生物の進化についての本である。

これは同時に、生物は神によって創られたものではないということを示した。

それまでは異論はあれど、生物は神によって創られると信じられていたのだ。

紀元前4世紀にアリストテレスが自然発生説についても触れている。

 

以上の例は、過去のものではあるが、つまりはイノベーションとはなかなか受け入れられないことの例になるのではないだろうか。

 

現代は、ITという手段によって、イノベーションのサイクルは早くなっていると言える。

 

そう、イノベーションは早期に普及するという印象を持ちがちだが、そもそもイノベーションとはなかなか受け入れられないのだ。

それは、常識を打ち破る必要があるからだろう。

 

これによって、仮想通貨とネットテレビは、すぐには浸透しないということが示せたのではないだろうか。

 

さらにイノベーションの普及理論を研究したエベレット・ロジャースについても紹介しておく。

 

イノベーション普及の5つの要因

エベレット・ロジャースは、アメリカのニューメキシコ大学の教授だった人物で、イノベーター理論の提唱者である。詳しくは調べて欲しい。

 

彼は普及の要因として5つを挙げた。

  1.  比較優位性
  2. 適合性
  3. 複雑性
  4. 試行可能性
  5. 観測性

である。ひとつずつ簡単に紹介しよう。

 

1.比較優位性

従来のものと比較した時に良いものだと思われるかどうか。

例えば携帯からスマートフォンは、比較優位性を感じやすいため普及しやすいだろう。

 

2.適合性

今の常識と大きくずれていないかということ。すぐに生活の中で利用できれば適合性は高い。逆に大きな生活の変化が必要であれば普及しづらい。

 

3.複雑性

新しいイノベーションが理解しやすく、利用が簡単であれば普及しやすい。

 

4.試行可能性

試しにやってみるということができるほど、普及しやすい。

 

5.観測性

イノベーションを利用したことが、他社の目に触れやすいかどうか?つまり使っている人がいて、どんなものかがわかる方が普及性が高い。

 

特に比較優位性と適合性が、イノベーションの普及速度を左右すると言われている。

 

仮想通貨とネットテレビはどうだろうか?

5つの普及要因を比較した時にこの2つはどうだろうか。

 

1.比較優位性

仮想通貨 ×

ネットテレビ ◯

 

2.適合性

仮想通貨 △

ネットテレビ ◯

 

3.複雑性

仮想通貨 △

ネットテレビ ◯

 

4.試行可能性

仮想通貨 ◯

ネットテレビ ◯

 

5.観測性

仮想通貨 ◯

ネットテレビ ◯

 

こう考えると、仮想通貨は時間がかかりそうだが、ネットテレビに関しては時間はかからずに普及する可能性がある。

 

特に、今回の「72時間ホンネテレビ」は、これまでのテレビの常識を覆しているとも言われている。

本来であれば権力に勝てないものを、ネットの力でその垣根を超えたのだ。

私は72時間テレビを見た時にとても感動した。

 

仮想通貨は、ビジョンが素晴らしい。

中央集権的な資本主義の格差をなくすなど、コインによってさまざまなビジョンがある。

これだけでも投資する価値があると思う。

 

だが、イノベーションといっても、それがそもそも生活の中に組み込まれるかどうかはわからない。

1000このアイディアが実行されても、それがうまくいくのは1つくらいだと言われているのだ。

 

しかし、2つの異なるサービスは、いずれかの人の心を打つ存在理由を持っている。

だから私は、この2つがいつかは普及するということを信じている。