教養を身につけたいさくらいのブログ

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社会人4年目。転職、ベンチャー企業、教育業界、youtube配信、プログラミング初心者。漫画と映画が好き。コンサルタントの「フレームワーク」を人生に当てはめて向上させることができるのかを実験するブログです。

愛とは何か?人間とは?映画「新感染-ファイナル・エクスプレス-」を観て

今日、新感染を観に、新宿ピカデリーへ。

かなり混雑していて前の席だった。(酔ったので後ろの席推奨)

 

一言でいえば、めっっっちゃよかった!!

絶対見たほうがいい!!

アジアのゾンビ映画すごい!!

 

簡単にストーリーを話すと、主人公と娘が新幹線の中でゾンビと対峙していく。そこにさまざまな人々がいて、その様子を描く。

 

この映画の何がいいのか自分なりにまとめてみた。

ネタバレはしないように、なんとかうまく書こうと思う。

 

怒涛のストーリー展開

次々に訪れるピンチ、その中での希望、常にドキドキしながら観ていられる。

特に、登場人物たちの成長や違いは色濃く現れる。

 

ほとんどの状況は絶望的だ。

しかし、その状況から抜け出す方法は毎回ひとつだけある。

ハラハラしてしまう展開。

 

そして、この状況下では、人は必ず本性をさらけだす。

「わたしだけは生き残りたい」

ということだ。

その中でストーリーが進んでいく。

 

この映画のメッセージは、いくつかの見方ができるが、私が思ったのは2つ。

「愛」「人間社会」である。

ベタかもしれないが、現代社会の思想を反映した意味で、だ。

 そして、この2つは密接に関わっている。

 

家族への愛

そもそも愛とはなんだろうか?

この映画は、それを考えさせてくれる。

 

私は、まずは近い人を思い浮かべる。

それは家族であり、彼女や友達だろう。

そう考えると、まずは家族への愛を最初に考えたほうがいい。

 

「わたしだけ生き残りたい」

これは自分への愛だ。

 

生物としての防衛本能、そもそも遺伝子とは利己的なものである。

なぜなら、生物の使命は子孫を残すことだからだ。

 

自分だけ助かりたい、自分はいい思いをしたい、自分だけは儲けたい、自分だけはよく思われたい・・・つまり、自分という人間は特別なのだ。

 

ここを出発点にしよう。

しかし問題がある、それはこの世界には他人がいるということだ。

 

新感染では、家族や恋人が多く登場する。

主人公もそのひとり、娘がいる。

しかし、娘とうまくコミュニケーションが取れていない、そして、自分だけ助けようとする人間だ。

 

仕事をしている人、どうだろう?

思い当たる節はあるのではないか?

 

私も、仕事だから、仕事以外も自分のためにやらなきゃいけないことがある、と考えがちだ。

 

家族や恋人よりも、まずは自分をどうにかしないといけないからだ。

 

しかし、それは本当だろうか?

その先に何があるのか?

幸せとはなんだろうか?

答えは出ない。

 

主人公もそんな会社員のひとりだ。

極限化の中で、娘と向き合っていく、ここで愛とは何かが垣間見えていく。

 

主人公の変化は、私たちに愛とは何かを教えてくれる。

 

人間社会で生きること

主人公の変化もそうだが、他にもさまざまなタイプの人間が登場する。

家族を守りたいもの、恋人を守りたいもの、自分を守りたいもの、他人を助けたいもの。

 

まさに今の社会と同じだ。

何が同じかというと、死というものがお金や権力、信用に変わっているだけだからだ。

 

自分のメンツのために、嘘をつく。

自分が損しないために、他人をおとしいれる。

自分だけはマシだと、上下をつくる。

 

特に、現代は個人主義である。

組織もそうだが、個人として生き残っていくことがよいとされる思想になってきている気がする。

 

副業もそう、フリーランスもそう、ユーチュバーもそう、自分らしく生きるのが良いという社会思想だ。

 

それはいい、しかし履き違えるといけない。

社会で生きていくとは人と生きていくことだ。

 

新感染では、他人は犠牲にしてでも自分たちだけは生き残りたい人、それはおかしいと思う人で分かれる。

 

主張は簡単だ。

「自分のことは自分で守れ」

「他人を気にしている余裕はない」

一方は、「他の人を助けるのは当然だ」

 

特に、高齢者や子ども、高校生は「他の人を助ける」側にいるのは納得できる。

 

私たち社会人は、会社という組織で、常に効率的に成果にむすびつける考え方を身につける。

仕事をする上では大事なことだ。

 

子供や高校生にはそれがない。

 

大人になると卑怯になったり頭が固くなるという原因はこの考え方を身につけてしまうからだ。

 

主要な男性キャストは、自分の生き残りなのか共存なのかを常に問われる。

 

一度、他人より自分思想を決めてしまうともう戻れない。

行き着く先は闇である。

 

主人公もこちら側にいた。

 

しかし、どんな状況でも他人も守ろうと考えるものたちがいる。

なぜか?

 

それは愛だ。

 

効率化でもない、利益でもない、説明できないものだ。

 

現代の日本、社会はどうだろうか?

ミサイルが飛び、内戦が起き、議員は足を引っ張り合う。

ゾンビだらけではないか?

 

なろうと思うと人は簡単にゾンビになってしまう。

 

少なくとも私はゾンビだ。

いや、いまゾンビは多いのではないか?

そしてゾンビは、自己肯定のためにゾンビを増やしにいくのだ。

 

他人に無関心、自分だけよければいい。

ユーチュバーのVALU事件も思い当たる。

 

新感染では、その両極な人々が描かれる、どうなるのか注目して欲しい。

 

私たちに必要なことは何か?

映画を観終わって考えてしまう。

幸せとは何か?

強さとは何か?

優しさとは何か?

 

私はまだ辿り着けていない。

 

少なくとも私が今思うこと。

他人に無関心になるのはやめよう。

少し親切に接しよう。

特に身近な人にはね。

 

観た人にはぜひ考えて欲しい。

 

心の中に染み込んでいく、そんな映画だった。

 

新感染 ファイナル・エクスプレス (竹書房文庫)

新感染 ファイナル・エクスプレス (竹書房文庫)